2011-07-28

レジェンド醸造所

こんにちは。輸入部藤田コウイチです。
またまた、直輸入ビールの醸造所の紹介をちょこっと。

今回はピエールさんヴァンシアンヌさん夫妻で営む
レジェンド醸造所です。

レジェンド醸造所は現在2つの生産拠点があります。
1つはアトの町にある、元ジェアン醸造所、
もうひとつは北に20キロほど行ったところにあるエルゼルの町。
もともとエルゼロワーズ醸造所があった場所です。

アトの町のほうは、昔お城だったところを改修して
醸造所になっているのです。
















中庭があってカッコいい!子供が遊べるジャングルジムはありますが(笑)
こんなところが買えるなんて・・・ベルギーってすごい!
と、感動しました。

ピエールさんはルーヴァン大学で醸造学を学び、
伝統と最新の技術を調和させるために、
醸造所の運営開始までに2年を費やしました。

ベルギー国内でも珍しく、大麦を育て収穫し、モルトにし、
ビールになるまでの工程を全て一族で行っています。















原材料は最高品質のもののみを使います。
ただし、ベルギービールによくあるスパイスは使いません。
頑固一徹?うちはラーメン屋だからチャーシュー丼はないんだよ。
的な感じ・・・?じゃないですよね(笑)

素材の良さが本当によくビールに表れています。
レジェンド醸造所は特にモルトの旨みが抜群です。

ヴァンシアンヌさんは4人の子供の世話に忙しいのに、
1人で対応してくれます。
子供をおんぶして一生懸命に働いていた姿が、離れません。
僕はヴァンシアンヌさんの、
やさしい一言コメントをいつも楽しみにしています。

フジタ「在庫ありますか~?」

ヴァンシアンヌ「花が咲き、鳥が飛ぶ春ですね!」
ヴァンシアンヌ「こちらは暑いですが、日本はどうですか?」

あれあれ?在庫はどうなった??(笑)

フジタ「こちらも暑くなってきましたよ!元気です!」
フジタ「ところで。。。在庫を。。。(笑)」

でもそんなやりとりもとても楽しく、
ベルギーらしいなと思います。

熟成中。。。






























常に在庫している訳ではないので、
欠品はどうぞ多めに見てあげて下さい。
他の醸造所もよくあることなのですが・・・

これからも美味しいビールを作ってくれる事でしょう!
僕はゴイヤストリプルを始めて飲んだ時は衝撃でした。
シンプルだけど深くて濃厚で旨い・・・

ぜひ飲んでみてください!
またまた、長くなったのでこの辺で!


2011-07-23

すずめ待機中!

せんだいメディアテーク前、定禅寺通にて。
すずめ踊りが待機中です。



新作登場!

こんにちは!
新宿店大場です!
当店名物のシャルキュトリーですが、今週から新作がリリースされました!
豚のモモ肉を使ったソーセージで、さっぱりと冷製です!
今年の夏の新作ビール、セゾンデュポンドライホッピングとともにおすすめです!


2011-07-22

デュポン醸造所

こんにちは。輸入部フジタです。

今回はブラッセルズ人気NO1といっても
過言ではないでしょう!

デュポン醸造所のご紹介です!

今さら・・・と言う方も多くいらっしゃると思いますが、
さっと流して下さい(笑)

書こうと思うときりがないので・・・
ちょっと短めに。

ブラッセルズの歴史を語る上でデュポン醸造所との関係は
切っても切れません。

デュポン醸造所はベルギー南部エノー州トゥルプと言う
小さな村にある家族経営の醸造所です。
















醸造責任者のオリビエくんは「日本に遊びに来てよ~」と
お誘いしてもなかなか来てくれません(笑)

きっと、ビール造りが忙しいし、大好きなんでしょうね。
同じ敷地内でチーズや、パンも造っています。

ビール造りに関しては、情熱とこだわりを持っています。

創業当時からあると思われる、
古い煮沸窯を使っていて、

四角い発酵タンク(普通は円柱型が多い)は
デュポンのビールの味を造るのに

大きく影響しているとオリビエくんいわく。



未だに古い醸造設備を使っている傍ら、
新しい設備も導入し、
どんどん進化し続けています。

ベルギービール全般に言える事ですが、
出荷前に瓶内2次発酵をさせます。

デュポンはロットごとに味が違うのは当たり前、
そのロットナンバーごとにきちんと保存し状態を確かめています。



時には、澱が多くなってしまったり、
もちろん味の変化があるのをわかった上で。
特にデュポン醸造所のビールは同じ銘柄でも、
大瓶と小瓶を飲み比べてもらえると、とてもよくわかります。

いちがいには言えないのですが、
一般的に大瓶のほうが熟成が上手く進み、
美味しくなることが多いです。

ブラッセルズの神田本店では、デュポンの大瓶を1人で
ゆっくり飲まれるお客様が多くいらっしゃいます。

傍から見たら異様な光景だとは思いますが(笑)
そうやってこだわって飲んでいただけるのは、

輸入している僕らにとっても非常に嬉しい事ですし、
何よりオリビエくんが嬉しいでしょうね。

あ、でも真似しなくて大丈夫ですよ(笑)
もちろん分けて飲んでも美味しく飲めますから!

麦の殻が入ったパンと、チーズとビール・・・
素朴で、シンプルで、美味しくて、
本当に忘れられない味でした・・・

また行きたいです。

そんな造り手の情熱を少しでも伝えられたら
と、日々思います。


2011-07-16

サンフーヤン醸造所

こんにちは。輸入部フジタです。

ブラッセルズが直輸入している醸造所のご紹介を
ちょこっと。

今回はサンフーヤン醸造所です。

サンフーヤン醸造所はブリュッセルの南西、
ルルゥという小さな町の中心部に位置しています。

















7世紀に聖フーヤンさんがこの地を訪れ布教活動の間に
殉教してしまいます。

彼の信仰者たちはフーヤンさんが殉教したこの地に
修道院を建て、何世紀にも渡りビールが造られてきました。

フランス革命の際に、修道院は破壊されてしまいますが、
今でもその跡地に醸造所が位置しています。

前身のフリアー醸造所が、1950年から「サンフーヤンシリーズ」の醸造を開始、
現在もフリアー一族が醸造所を守り続けています。

右はじに見えるのは井戸。今でも地下水を使っています。

















女性社長のドミニクさんは
とてもオシャレでセンスのいいかたです。
しかも大の日本好き。

毎年1度は日本を訪れてくれます。
日本食、お茶が大好きで、とってもヘルシー志向
毎回、茶そばをたくさん買って帰ります。


個人的な感想なのですが、
ビールって造り手の人となりが表れると思うんですね。

サンフーヤンのビールは柔らかく、フルーティーで
いわば女性的な、繊細で優しいビールが多いと思います。
上手く説明するのが難しいのですが、
是非、そんなことを思いながら飲んでみて下さい。

いつもとは違う味わいになるかもしれませんよ。

「意識」して飲むと未だにたくさんの発見があります。

ベルギービールってやっぱり奥深いですね・・・
今さらですが(笑)思います。















ちなみに!ドミニクさんオススメの茶そばの食べ方は、
質の良いオリーブオイルとパルメザンチーズを
からめる食べ方だそう。

う~む、シンプルだけど新しい!

ブラッセルズでも大人気のグリゼットフリュイデボアは、
ラズベリー、ビルベリー、ブルーベリーを3種類の果汁を使ったビール。

ドミニクさんらしい女性的な発想だと思いませんか??
この3つの組み合わせは、なかなかすごい!
ナチュラルな果汁を使っているので、
体にもやさしいとドミニクさん言ってました。

今年は六本木ヒルズで開催される、
ベルギーウィークエンド東京に合わせて
来日される予定です。

昨年のワールドビアアワードでサンフーヤンセゾンが
世界一に輝いたのに続き、
今年もサンフーヤンブロンドが
World's Best Abbey/Trappist PALE ALEに選ばれました。





長くなっちゃいましたので、今日はこのへんで!


2011-07-13

セゾンデュポンドライホッピング

最近リリースしたばかりのセゾンデュポンドライホッピング
即日完売してしまいました。
ブラッセルズの店舗では、まだ残っているところがあるかな?

デュポン醸造所では、年に1回のみの醸造予定だそうで、
次回の醸造は来年です~
と、ゆるい感じの返答が返って来ました。

しかも、マグナムボトルと、生樽のみの醸造というのが、
なんともオリビエ君らしいですね・・・

なんと近日樽で登場予定です!